No.62 2001.7
もくじ
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●●●ADCA活動記録●●●
●●●おしらせ●●●
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ADCA活動記録
<プロジェクト・ファインディング実施状況 平成13年4〜6月>
マダガスカル マジェンガ州マラボアイ地域農業開発計画
エルサルバドル グランデ川流域農業農村総合開発計画
グァテマラ 首都圏北東部農村地域貧困緩和計画
フィリピン ベンゲッド高地農業流通システム強化計画
フィリピン パラワン南部農地開発計画
フィリピン ルバング島地下水灌激・農村開発計画
タイ 東北タイかんばつ常習地区土地・水資源管理計画
ペルー コスタ地域農業・農村近代化計画
イラン イラン中部農村地域渇水対策
バングラデシュ チッタゴン高原地域荒廃地回復計画
バングラデシュ クルナ地区農業持続可能開発計画
フィリピン ラグナ湖周辺地域農村環境改善計画
フィリピン パンガシナン州総合農村・環境保全計画


<ADCAの新役員>
 5月23日開催の第25回通常総会で新理事、監事が選出され、第48回理事会において次のとおり役員が決まりました。任期は平成13年5月30日から平成15年5月29日の2年間です。

会長 佐藤昭郎 副会長 久野格彦
専務理事 的場泰信
理事 今川幸雄 理事 小島荘明
理事 中禮俊則 理事 森田祥太
理事 横澤誠
監事 柳原武男 監事 垣内勝弘



<講演会/研修>

平成13年度技術者研修(予告)
−PCM研修(計画および評価)−

 PCM(Project Cycle Management)は最近ではJICAプロジェクト等を中心として海外における農業・農村開発プロジェクトの計画立案、調査、実施に資する有効な手法として駆使されています。農林水産省支援による今年度の技術者研修プログラムはこのPCMに絞って行う予定です。昨年度行われたPCM研修が好評であったことと、依然として要望が強いことを受けて実施するものです。第1回は7月16日(月)〜18日(水)の3日間、「計画」に焦点を当てて行います。この研修では通常必要な知識についての講義と演習を通じてPDM(Project Design Matrix)の作成まで行えることを目指します。
 また、第2回目は事業評価がODAの検討、改善の中心課題となりつつあることも考慮し、「評価」に焦点を当てて10月上旬に行う予定です。第2回目のプログラムについては後日お知らせする予定です。
 研修ではADCA編集のテキストと研修講師の経験をベースに現場の経験を反映させることを心がけて、農業・農村開発プロジェクトに従事する会員企業の職員を対象に実施いたします。


第3回世界水フォーラム・キックオフミーティング(報告)

 世界水フォーラムは3年毎に開催され、その第3回世界水フォーラムは2003年3月京都、大阪、滋賀で行われます。そのフォーラムで議論される課題は世界の水の関係者の注目の的となっております。去る6月3〜5日にかけて京都国際会館に約460人(うち海外から約120名)を集めブレーンストーミングを通じて主要なテーマについて意見が交わされました。参加者は国際機関、各国政府、大学、研究機関、NGO、民間企業等多岐に亘りました。ブレーンストーミングヘの参加者は200名を超える稀に見る規模でしたが、いろいろな分野から積極的な発言があり、次のような課題について多数の意見が出されました。

1基本的ニーズの充足 2食料供給の保障 3生態系の保護
4水資源の共同利用 5リスクの管理 6水の価値評価
7賢明な水資源統治 8水・食料の安全保障とエコシステムについての議論
9気侯変動と水管理 10水に関するファイナンス 11ノレッジベースの確保
12都市の水問題 13島嶼国の水管理 14NGOと利害関係者による議論
15閣僚会議とフォーラムの相互連携 16水フェア・フェスティバル
17水の声メッセンジャー、バーチャルフォーラム 18若い世代の意識向上
19水質 20官民パートナーシップ(PPP) 21河川流域管理
22水の神話・伝説 23水とジェンダー 24天水農業
25「和」(外部との情報交換と広報)

 これらが直接第3回水フォーラムの議題となるかどうかは今後の環境や水問題の推移と関係者の関心の程度に依存することになります。一方、こうしたキックオフに参加できなかった人達、議論を更に深めたいと希望する人達のためにキックオフミーテイングを利用してVirtual Water Forumも立ち上げられました。バーチャルフォーラムはいろいろな意見を幅広い階層から集めるためにインターネット上で会議室を設けそこで議論を展開させ、一定の結論を引き出す手法として使われている手法です。この他、水フォーラム事務局に水メッセンジャーとして随時登録された人々に途上国の水に関する草の根の声を集めフォーラムに反映させる試みも開始されました。
 キックオフミーテイングの一環として、東京ではNHKの「金曜フォーラム」の場で水の関係者による議論も行われ(6月5日)、さらに、気侯変動と水に関するワークショップが国連大学で開催されました(6月8〜9日)。
 ADCAは第3回世界水フォーラムの運営に関心を持ち、NPO法人第3回世界水フォーラム事務局の会員となっていることと農業分野は世界の水問題と途上国の開発問題に重要な関わりを持っていることから、今後の水フォーラムの準備に関し折に触れ報告していくこととします。


おしらせ
<潅概技術コンテスト>
 このたび、節水潅漑グローバルタスクフォースの主催による、潅漑に関する開発途上国の小規模農家向け新技術のコンテストが開催されます。同タスクフォースは、フェルナンド・ゴンザレス氏、ポール・ポーラック氏(IDE代表)、サンドラ・ポステル氏、ジャック・ケラー氏、フランク・タグウェル氏(ウィンロック代表)らがメンバーとなっている任意団体ですが、世界銀行等の協賛のもと、事務局は米国潅漑協会に置かれています。既に昨年11月に米国フェニックスで行われた潅漑見本市にてサンドラ・ポステル氏の基調講演での紹介を皮切りに、募集が始まっており、日本の潅漑・農業開発関係者からの積極的な参加が望まれています。
詳細は下記の米国潅漑協会のウェブサイトに掲示されていますので、ご参照ください。
http://www.irrigation.org/ia/worldbank.html

潅概技術コンテスト

賞金額 一万ドル
締切り 2001年10月1日

 小規模農家を対象とした潅漑技術の開発を競うためのコンテストが2000年11月から始まりました。賞金は11月5日の米国テキサス州サンアントニオにて開催される米国潅漑協会基調講演朝食会にて発表されます。このコンペでは、以下の項目について、世界の小規模農家のために最も役立つ潅漑器具や技術もしくは管理手法を選び出すことを目的とします。
 a.価格 b.手法の斬新さ c.扱いの容易さ d.小規模農家における使い勝手 e.耐久性 f.維持管理の容易さ g.価格に見合う価値 h.広範な普及見込み
 優勝者は節水潅漑グローバルタスクフォースによって選ばれた審査員が選びます。また、この事業は世界銀行、ウィンロックインターナショナル(資金提供)、米国潅漑協会と国際開発エンタープライゼスの協賛により実施されます。
 全ての提案について知的所有権は参加者に帰属します。開催者は参加者の発案や製品情報の漏洩等、コンテスト参加に伴う問題に関し、いかなる責任も負いません。一万ドルの賞金を得る優勝者は、あくまで審査員の個人的判断により決定されます。参加者は、それぞれのアイデアを3枚以下の提案書にまとめ、提出してください。なお、提案書の内容を補足するための写真や製品も歓迎します。

問い合わせとコンペの申し込みは下記にお願いします。
The Irrigation Association
6540 Arlington B1vd.
Falls Church, VA22042-6638
E-mai1:SmallholdersContest@irrigation.org

なお、問い合わせについては、世銀農村開発部の南格氏宛でも結構だとのことです。
Mr. Itaru MINAMI
World Bank / Rural Development Department
E-mai:Iminami@worldbank.org

<第25回水の週間「ウォーターフェア2001東京」>
 国土交通省、東京都、水の週間実行委員会主催「ウォーターフェア2001東京『水の展示会』」は、恒例の「水の週間」のイベントの1つとして下記のとおり行われます。農業分野では農業土木学会の農業用水展示実行委員会(委員長:後藤章宇都宮大学農学部教授)が中心となって企画し、本年は山形県の協力を得てウオーターフェアヘ出展されます。
 ADCAではこのフェアに対し毎年協力してきています。本年も、昨年同様の協力を行うこととしています。世界の水問題が議論されるに従い、国内の水利用も大きな関心事となりつつあります。いろいろな水利用について知るとともに、特に国内の農業用水について知識を深め、海外プロジェクトヘの参考になる事柄を知り得る良い機会です。会員、賛助会員の方々の積極的な参加が望まれます。

期間    平成13年8月7日〜8月12日までの6日間(但し、11、12日は作文コンクールとフォトコンテストのみ)
展示場所 東京都庁第2本庁舎2階


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